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「依子がROCK!」特別企画
喜劇・駅前レコード店
Paititi
Recordsへいらっしゃいませ!
第1回 Paititi
Recordsご紹介
いつも洞口依子さんの好き(そう)な音楽についてあれこれ妄想している
「 依子がROCK!」のコーナー。
ちょっとここで、特別企画として、こんなのをご用意いたしました。
題して、Paititi
Records!
もしパイティティがレコード店だったら、
店員さんたち(=メンバー)は、こんなのをお薦めしてくれるかも、
店内ではこんなのが流れてるかも、
と想像するイマジナリー・レコード・ショップの期間限定オープンです!
CDショップの元気がないと囁かれる昨今、
それなら魅力あるバイヤーを雇えばいいじゃん、ということで、
めざせ、理想の駅前レコード屋!
第1回目は、コケラ落としに、インタビューで各メンバーにアンケートでお答えいただいた「鬼プッシュ」アーティストのまとめを。
(このコーナーは、あくまで「アソビ」なので、実際のメンバーについては、こちらをご覧ください)
Kaoru Ito
Paititi Records
のベテラン・バイヤー。
ロックからジャズ、ワールド、エレクトロニカにいたるまで、
文字通り古今東西のあらゆる音楽に詳しい。
なんでも教えてくれる。
また、新譜の数が読めないメーカーの営業マンが、
まずこの人の意見を聞いてから目安を立てることで、
業界でも知らない人はいない。
迷ったら「薫さんに訊け!」が店員、お客、そしてメーカーともに合言葉。
(薫さんへのQ
& A)
そんな薫さんのイチ押しミュージシャンは、
Jason Edwards/ Ouest
(2007)
パリ在住のシンガー/ソングライター。
http://www.myspace.com/jasonedwardsktdj
で"Codeine"という曲を試聴していただくとおわかりのように、
アコギの緩い”鳴り”を活かしたレイジーな空間にフルートが絡む、
無愛想なブルースがクールでしびれます。
タイトルから初期のベックを連想してもいいかも。
トム・ウェイツの好きな人にもおすすめ。
声質はもっとソフトですけど。
でもメロディーが甘みを抑えてるぶん、この人なつっこい歌声は
また聴きたくなっちゃいますね!
Paititi
Records(略して「パイレコ」?)店内で流れているのを
「すみません、これ何ですか?」とお客さんがべつのスタッフに問いかけるたびに、
気づかないふりしてニヤリとほくそ笑む薫さんがいるのだった。
Falcon
Paititi
Recordsの新人スタッフ。
パット・メセニーからバーデン・パウエルといった音楽に通じているため、
オヤジ客にやたらと可愛がられている。
別名「紙ジャケ売りのファルコン」。
そんなふうにオヤジに捕まっているあいだ、
おねえさんがたが声をかけようとチャンスを窺っているのが、
パイレコの名物といえる風景である。
(ファルコンへのQ &
A)
そんなファルコンのイチ押しミュージシャンは、
Sisters Euclid/ Run Neil
run(2006)
Kevin
Breitというカナダのギタリストです。
このアルバムは彼のカルテット、Sisters
Euclidの
(同郷の先輩でもある)ニール・ヤングのカヴァー集
早速「サザン・マン」のカヴァーを
→http://jp.youtube.com/watch?v=LAXK_rZdJu4
アメリカ南部の歴史を辛らつにとらえたこの曲に、
オルガンで「ディキシー」(南軍の行軍歌だった)のメロディーをぶつけてます。
アルバムとはべつに、ジョン・コルトレーンの「ジャイアント・ステップス」のカヴァーもよくて、
→http://jp.youtube.com/watch?v=GiZP7dZ7Md8
これをプッシュするファルコンのセンスが、アニキ、ニクいぜ!もっといろいろ教えてください!
こういうのを薦められた日にゃ、オヤジ客は、
「キ、キミ、わかってんじゃん…」と引き攣った笑みで余裕をつくろいながら、
次の日もまた会社帰りにご来店する、これぞ「ファルコンの定理」。
Yoolly
Paititi
Records謎の女性スタッフ。
住所、氏名、年齢、電話番号、厚生年金手帳の有無など
一切不詳(被雇用者なのに!)。
適当な時間にあらわれて、適当な時間に帰るまで、
適当にレコードを聴いている。
なのに彼女の「なにこれ!ヤバいよ!ヘンタイだよ!」の声が響くと、
数十秒後にはそのレコードが完売するため、
常時、店内には彼女の動向を注視している客がいるものと思われる。
(ヨーリーへのQ &
A)
そんなヨーリーのイチ押しミュージシャンは、
相対性理論 / シフォン主義(2006)
このバンドを知ったあとには、見たこともない花が咲いているような、
そのくらい、新しい感覚を目覚めさせてくれる音楽、
なんて大げさな物言いが似合わないので、困っちゃう。
→http://profile.myspace.com/index.cfm?fuseaction=user.viewprofile&friendid=1000522720
あぁでも、
岸野雄一氏(「ヒゲの未亡人」。てゆうか…)が注目したというのも、道理!
おもいっきり80年代のニューウェイヴの香りが、やっぱりするのですけど、
でもやっぱり、このバンドは当時あらわれなかった、と思うのです。
だから、懐かしいと思わないです。ワクワクします。
それでもって、こういうの好きだと依子さんが言うの、ほんと嬉しいんすよ。
Ishida Gahaku
Paititi
Recordsの店長。
「どんぐり帝国」という店を独立して始めたのがパイレコ。
店のレイアウトからスタンプ・カード(紙製)にいたるまでを手がける。
その独自のアンテナでパイレコには音楽ファンの絶大な信頼が寄せられる。
ただ、お客と話し込むと止まらなくなるのが玉にキズ。昼食は毎日カレー。
(石田画伯へのQ
& A)
そんな石田画伯のイチ押しミュージシャンは、
Esquivel / Space-Age Bachelor Pad
Music
いわゆるラウンジ/モンドとして括られる音楽で、このへんの音楽は、
のめりこむとコワいです。
ビシッとコントロールされているのに、スキがあると言いますか、
安定しているのに突っ込みどころがある。変なの。変なんですよ。
これがクセになると、もう…
私は映画『フォー・ルームス』やハイ・ラマズ経由で知ったクチですが、
一度、その面白さを画伯にゆっくり伺いたいものです。
だって、画伯のお話が、ラウンジでモンドな面白さ満点なんですもん。
→ http://jp.youtube.com/watch?v=xU2QQdzxg4I
しかし、なんなんだ、パイティティって!
解けば解くほど副次式が増えていくみたいです。
ほんのさわりのつもりだったのに…
あぁ、でもこんなレコ屋があったらいいのになぁ!
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