『ウッチャン・ナンチャンのコンビニエンス物語(第5話)今はとりあえず ラララ---』(1990年)
 (文章、大幅に改訂しました)

この番組については、おさちゃん様よりメールで教えていただきました。
ようやく私が見ることができたので、以下、加筆改訂した文と差し替えます。
おさちゃん様、その節は情報ありがとうございました!

テレビ東京で放送されていた番組です。
ファミリーマートが提供で、ウッチャンナンチャンの2人が店員を勤めるファミマが舞台。
今でも池尻大橋にあるらしいファミリーマートで撮影されたそうです。
前田吟さんが店長で、その奥さんがあき竹城さん。
『夢であえたら』などで、ウッチャンナンチャンの人気がブレイクしていた1990年。
アットホームなノリのコンビニ、という風景も、この時代ならではのものだったんですねぇ。

ドラマは、まずタイトル前に高橋ひとみさんが「女優・高橋ひとみ」役でサラリと登場。
本編に入ってすぐ、派手なブルーのスーツに身を包んだ洞口依子さんが入ってきます。
いちおう、時代の感じがよくわかる表現を使うと、「ボディコン」!です。

酔っ払って入ってきた依子さんは、レジのウンナンに「お酒はないのぉ?」とからみます。
2人が適当にあしらっているうち、どうやら依子さんはナンチャンをお気に召したようです。
次にやってきたときはパジャマ姿で、飼っている猫の元気がない、どうしたらいい?
などとなれなれしくナンチャンに話しかけます。
翌朝も、2人が帰ったあとに店にやってきて、レジの主婦らからナンチャンの名前などを訊きだします。

この次がコンビニから離れて、街をそぞろ歩く依子さん。
そう言えば、依子さんのこういう姿は、意外とめずらしかったりしますね。
また、昼間の街の舗道というのが、しっくりくるんですよね。あぁ、東京の女の子だなぁと変なところに感心。
偶然会った知り合いとお茶したり(水商売であることが判明)、一人でパチンコに興じたり、
あ、ひっきりなしにプカプカふかしてますね。

それから深夜、つきまとうお店の客から逃げるようにファミマに登場。
店内で、なおもしつこく迫る酔客を一喝します。
と思うと、レジのナンチャンには相変わらず愛想よく話しかけるし、ナンチャンもまんざらではなくなってきて、
キャット・フードをサービスしたりします。

ナンチャンは昼間、彼女の住むマンションを偵察に行ったりして盛り上がり、周囲もからかいだします。
と、そこにまたもや依子さんが登場。
ナンチャンは、ここぞとばかりに電話番号を交換しようとするのですが、彼女は彼氏ができて、
横浜に引っ越すことを自慢げに話し、今までありがとうと言って去っていきます。

コメディー演技と随所で見せる可愛い表情はもちろん、20代半ばのノリにのっている時期、
見ていて突っ走りすぎじゃないかとハラハラするくらい、コワいもの知らずの勢いが感じられます。
喫茶店で知人の女性とお茶するところは、やけに素のしゃべりがのぞいていて、ちょっとドギマギ。


1990年5月6日 
午前11時〜 
テレビ東京にて放送

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