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「シネマラボ 突貫小僧が選ぶ映画本100冊」フェア&洞口依子トークイベント
@ジュンク堂那覇店 9/1〜9/30


沖縄の映画サークル「
シネマラボ 突貫小僧」が、9/1から9/30まで、ジュンク堂書店那覇店でユニークな「映画本」のフェアを企画開催します。
なんと100冊(プラス6冊の「Special Select Six」)の映画関連書籍を特集し、毎週トークイベントも開かれるとのこと。 
そしてそのトーク・ゲストには洞口依子さんも参加することになっており、著書『子宮会議』へのサイン会や
Ustream配信
http://bit.ly/aMaHrlまで行われるそうです(配信は18:30スタート)!
このトークイベントの進行役を務められる、「突貫小僧」メンバーでライターの平良竜次さんにお話をうかがいました。
「シネマラボ突貫小僧が選ぶ映画本100冊。」の内容は
こちら


 このフェアを企画されたのはどういう意図からですか?

平良さん 

 「ジュンク堂書店那覇店さんから、『映画本に関するフェアをやりませんか?』とのお話をいただいたのが発端ですね。
 突貫小僧では、1988年の創設当初から沖縄県内の上映作品の紹介と批評、および古今東西の映画上映をメインに活動を続けてきました。
 その中で大いに役立ったのが映画本。 映画の成り立ち、技術、思想、人物など、映画がさらに面白くなるための知識を吸収しました。
 コレをもっと多くの方に知って欲しい、一緒に楽しんで欲しいと考えて、今回のフェアを企画した次第です。
 それにしても…『アレもやりたいコレもやりたい』と話し合ううちに、大事になってしまいました(笑)。 まあ、いつもの『ナンクルナイサ』精神で乗り切るつもりですが(笑)」

 「映画本100冊」という数字はかなりインパクトがありますが、現在までに、どのくらいの「映画本」が出版されているのですか? また、どういう基準で100冊を選ばれたのでしょうか?
 

平良さん

 「膨大な数にのぼると思います。 総数は把握できていませんが、100冊を選ぶまでにおよそ600冊ほどの映画本がリストにあがりましたからね。
 100冊の基準ですが、突貫メンバーの『独断と偏見』です(笑)。 けれど面白い自信はあります、ハッキリ言って。
 選びに選んだ100 冊を、さらにカテゴリーごとに分類。 役者、監督、評論家、職人といった『人』に焦点を当てたものから、ジャンル、事象、時代に至るまで、映画をさまざまな側面からカテゴライズしています。
 テーマを設けることにより、映画の様々な魅力が浮き彫りにされる仕組みとなっています。 さらにカテゴリの100 冊以外に突貫が『傑作!』と認定した不朽の名著6 冊を『突貫Special Select Six』としてまとめ、ご紹介します」

 突貫小僧のHPでは沖縄の映画館、興行の歴史についてのすぐれたコラムもあり、今回のフェアでも沖縄ならではの視点を感じます。 トークイベントのゲストのかたたちも沖縄に縁の深いかたが多いのでしょうか?

平良さん 

 「トークショーに出られる方々は、突貫小僧の活動の中でお世話になった方々ですので、自然と沖縄在住の方や縁の深い方になりました。
 洞口依子さんは、突貫小僧の前代表・當間早志が監督した作品に出演されています。 
 また映画研究家の世良利和さんは沖縄関連映画についての膨大な資料を分析し、『沖縄劇映画大全』という本をまとめられました。
 映画研究家の山里将人さんは、沖縄の他に類を見ないユニークな戦後映画興行史をまとめた『アンヤタサ!』なる本を出されています。
 エフエム沖縄のパーソナリティの安谷屋眞理子さんは、“沖縄で最も有名な映画ファン”として知られるお方。
 そして又吉演さん、大田康一さんは県内と東京それぞれの場所で映画の現場に携わっておられます」

 
 洞口依子さんの『子宮会議』はいろんな読み方ができる本だと思うのですが、沖縄で生活されるかたとして、特に感じられることはありますか?

平良さん 

 「闘病の中で、沖縄という島とそこに住む人間の存在が、洞口さんにとって大きな支えとなったという事実に驚きました。
 洞口さんの目を通して沖縄を“再発見”したような…そんな感じですね」

 洞口さんがこれほど沖縄で歓迎され親しまれているのは、どういうところに理由があると思いますか?

平良さん 

 「勝手な推測ですが、優しさと適度な距離感だと思います。 僕個人の体験から言うと、女優さんというと雲の上の存在に思えますが、実際に洞口さんにお会いするとそういった雰囲気を感じさせない。 それに感激しちゃうんですよね。 
 だからといってベタベタするわけでもない。 後から考えると、それは洞口さんの繊細な気遣いであったことに気づきます。
 ウチナーンチュはよく「優しい」と言われますが、意外とクールなところもあって、適度な距離感を大事にします。 それって小さな島で横のつながりが濃厚すぎるために身についた処世術だったりするのですが、洞口さんはそれを自然に身につけている。 
 というかそれ以上。 その絶妙な緩急、機微が気持ちよくて、思わずヤラれちゃうかもしれません。 少なくとも僕はそう。ヤラれちゃっています(笑)」

 
トークイベントは、たとえば洞口依子さんの回はどういったものになりそうですか?

平良さん 

 「洞口さんの『子宮会議』は、今回セレクトした『映画本』の中では異色とも言えるものです。 直接的に映画を語るものではありません。 ですが、闘病記の枠にとどまらない『表現』としての個性と強さを備えていると思います。
 そんな洞口さんのひとりの表現者としての魅力が伝わるようなものにできればと思っています。
 映画ファンから映画に興味のない方まで、思わず何度でも通いたくなる…そんな楽しくてためになるブックフェアを目指します。 沖縄在住、もしくは来られる予定のある方はぜひ足をお運びください。
 会場に来られないという方はトークショーのUstream配信(
http://bit.ly/aMaHrl 18:30スタート) でお楽しみ下さいね」

(2010/8/30 電話&メールにて)


ジュンク堂書店那覇店
http://www.junkudo.co.jp/tenpo/shop-naha.html
「突貫小僧の映画本100冊。」

-Special Event-

映画関係者のトークライブ

決定!開催記念
9月1日(水)19:00より
映画女優、『子宮会議』著者 洞口依子 トーク&サイン会 

トークライブは毎週日曜昼15時開催!

9月5日(日)15:00より
映画研究者、『沖縄劇映画大全』著者 世良利和さんトークライブ 

9月12日(日) 15:00より
「スクリーンへの招待」パーソナリティ 安谷屋眞理子さんトークライブ

9月19日(日) 15:00より
山里外科院長、『アンヤタサ!』著者 安谷屋眞理子さんトークライブ

9月26日(日) 15:00より
沖縄フィルムオフィス:又吉演さん、沖縄映像祭主宰者:大田康一さん(予定)トークライブ



洞口依子 トーク&サイン会
著書「子宮会議」(小学館刊)のサイン会も開催!

日時 9月1日(水) 19:00〜 ※参加無料
場所 ジュンク堂書店1Fエスカレーター前特設会場

「子宮会議」をお買上げの方、先着100名様にサイン会整理券を配布いたします。
当日、整理券をお持ちの方にサインいたします。
トークは参加無料です。
席に限りがございます。満席の際はお立ち見になりますのでご了承ください。

 
トークショーのUstream配信(
http://bit.ly/aMaHrl)18:30スタート
でもお楽しみ下さい!











 




そのほかにも、
伝説の子役の秘蔵映像公開 
懐かしの映画ポスター展示販売 など!

お問い合わせ先:ジュンク堂書店那覇店 TEL:098-860-7175

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